診療会議がお届けする、新しいクリニック経営の提案

メディカルアイの「診療会議」では、開業医が診療に専念できる環境を整備するため のより良い方法を開業医の皆様とともに考えていきます。

在宅医療に必要なカルテとは? 第2回
~アンケート結果発表
2009年04月02日

メディカルアイの「診療会議」では、開業医が診療に専念できる環境を整備するためのより良い方法を開業医の皆様とともに考えていきます。

前回より「在宅医療に必要なカルテとは?」をテーマに、より円滑な在宅医療サービスを導くカルテまわりの処理について、新しいご提案を紹介しています。
2回目として、メディカルアイが提供する『医歩ippo-在宅』について取り上げます。こちらは2009年6月にサービスを開始する予定です。
「医歩ippo-在宅』ご紹介の前に、まずは、先週のアンケート結果を発表します。907名の先生方にご協力いただきました。どうも有難うございました。

Q=在宅医療の電子カルテで一番重要だと思うことは何ですか?

アンケート結果


どれも在宅医療サービスに欠かせないものであるためか回答は割れましたが、ややA2=チーム医療のための情報共有機能が一番多い結果となりました。

A1=画像も含め全情報への院外からのアクセス機能
A2=チーム医療のための情報共有機能
A3=ナースやヘルパーの方々にも使いやすい機能


いずれにしても3つとも重要な機能です。メディカルアイでは、この3点をより強力にカバーできるように、既存の『医歩ippo』に在宅医療に特化したモジュールを追加して、6月から『医歩ippo-在宅』としてサービス提供を開始いたします。在宅医療を的確にサポートできるように構成した自信のシステムです。在宅医療に取り組まれている先生方に導入をお考えいただければと思っています。

○『医歩ippo-在宅』とは


インターネットの仕組みを使った新しい電子カルテシステムを、より在宅医療で使いやすくしたタイプです。既に『医歩ippo』は、データセンタにすべてのカルテ情報を預け、必要に応じてインターネットを経由してデータにアクセスするサービスとなっています。『医歩ippo-在宅』では、患者さんの自宅など外からのアクセスや在宅向けに特化した機能が追加されます。

○『医歩ippo-在宅』でできること

  • モバイル環境で、いつでもどこからでもカルテ情報にアクセスできます。急な訪問への対応や自宅での確認など、いつでもどこでも利用可能なため、在宅医療に適しています。
  • 在宅医療向けのスケジューリング機能が追加となります。
  • スケジューラとレセプトの整合性チェックも可能となります。
  • 在宅医療を支える複数の医師や看護師、スタッフの間で、いつでも情報の共有が可能です。複数人でも同時アクセスできます。データへのアクセス権を細かく制御できるため、適切な共有範囲を設定できます。  

○『医歩ippo-在宅』システムのイメージ図

○『医歩ippo-在宅』のセキュリティ


『医歩ippo』はセキュリティを十分考慮していますが、院外からのアクセスでもVPN*を設定、院内と同様のセキュリティレベルを保持しています。

*VPN(Virtual Private Network):インターネットを介した情報のやり取りをする場合に、非常に厳密な暗号化技術を用いて、通信データの改竄・盗聴を抑えるネットワークシステム

次回は「在宅医療に必要なカルテとは?」の第3回(最終回)。2009年2月からサービスを開始したネット型カルテ「医歩ippo」ですが、導入のポイントをご紹介する予定です。

「医歩ippo」ご紹介ページはこちらです。

「診療会議」紹介ページはこちらです。